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注文住宅の土地選びのポイント

ここでは、東海三県エリアで注文住宅の購入をお考えの方に向け、土地選びのポイントをご紹介しています。

東海三県エリアには、名古屋市のような大都市部もあれば、穏やかな丘陵地帯もあるなど、場所によって土地や気候の特徴、商業・交通事情などが大きく異なります。長きにわたって住み続ける可能性がある土地なので、各世帯のライフスタイルや家族構成などをよく考慮し、長期的視野に立って理想の土地を見つけることが大切です。

土地選びの基準

土地選びの基準に「正解」はありません。各世帯、それぞれのライフスタイルや家族構成、価値観、人生観などを基準に、自由に土地を選ぶ姿勢が基本です。

ただし、そうとは言え、全ての世帯において日々の生活という現実がある以上、一定の基準を持って土地探しをしたほうが、後の生活の利便性や質が向上する可能性があります。

以下では、日常生活という現実的な視点に立ち、土地選びにおけるいくつかの基準を想定して解説していきたいと思います。

土地選びのポイントについて

日常生活という視点に立った場合の土地選びの大事なポイントとして、「交通の便」「商業施設までの距離」「公共施設が充実しているか」「学校や子育てのしやすさ」の4点が挙げられます。

もちろん、ほかにも大事な基準はいくつかありますが、何を基準に土地選びをして良いか分からないという方は、まずはこれらの4点を基準に土地をリサーチしてみましょう。

交通の便

交通の便について考える際には、「駅までの所要時間」と「自家用車の有無」を基準とします。

家族の通勤や通学に電車を使う場合には、少しでも駅に近い土地を選ぶことが基本です。ただし、一般には駅に近くなるほど土地の価格も高くなる傾向があるため、状況に応じて路線バスの利便性も考慮した土地を選ぶようにしましょう。

ただし、移動の大半が自家用車になる場合には、駅までの所要時間は大事なポイントにはなりません。幹線道路までの距離、時間帯による交通量の違いなどを考慮して土地を選ぶと良いでしょう。

商業施設までの距離

商業施設が近くにあればあるほど生活の利便性は向上しますが、あまりに近すぎるのは考え物。近隣の車の出入りが多くなり、騒音や事故などの懸念が生じるからです。

理想としては、駅などからの帰路に商業施設があること。帰宅してから改めて買い物に出かける手間が省けます。また、世帯のライフスタイルによっては、徒歩圏内にコンビニがあるかどうかも確認しておいたほうが良いでしょう。

大きなデパートやショッピングモールなどよりも、日常的な食料品を取り扱っているスーパーや商店街があるかどうかを優先しましょう。

公共施設が充実しているか

一般に公共施設は頻繁に利用するものではありませんが、自宅の近くにあるに越したことはありません。年に何度かは、必ずお世話になる施設だからです。

具体的な公共施設としては、役場、警察署、消防署、図書館、公民館、保育所、小中学校、公園、保健所、児童館など。また、公共的な役割を持つ民間施設として、病院・クリニック、郵便局、銀行なども近くにあったほうが便利でしょう。

なお、一般に公共施設が多いエリアは治安が良好です。小さなお子様のいる世帯などは、公共施設の近隣にある土地を選ぶことが安心材料につながるかもしれません。

学校や子育てのしやすさ

中学生以下のお子様がいる世帯においては、自宅から保育所・幼稚園・小中学校までの距離、また子育てのしやすさなども、土地選びの基準にしておいたほうが良いでしょう。今お子様がいる世帯はもちろんですが、これからお子様を設ける予定の世帯も、同様に学校・子育ては大事なポイントになります。

具体的には、保育所・幼稚園・小中学校までの移動の利便性をチェックします。保育所・幼稚園については送迎バスの有無、小中学校については路線バスの有無などを確認しておくと良いでしょう。

また、未就学児や小学生のいる世帯では、近隣の保育所・幼稚園に延長保育システムがあるかどうか、児童館や学童保育があるかどうかなどもチェックしておいたほうが良いでしょう。

土地選びの注意点について

ここまでご紹介した土地選びのポイントを全て満たしている土地であっても、実際に購入する際には、いったん立ち止まって再検討したほうが良い土地もあります。例えば、日常生活の利便性に目を向ける余り、自然災害のリスクという視点が手薄になっていないかどうかを再検討しなければなりません。

以下では、土地選びにおける主な注意点として、「土地の高低差」「災害に強いか」「傾斜の向き」の3点を取り上げたいと思います。

土地の高低差

まずは、土地と周辺道路との高低差に注意しましょう。

多くの場合、住宅の建つ土地は周辺道路よりもやや高めとなっていますが、中にはまれに、周辺道路よりもやや低めになっている土地も見られます。後者のような土地の場合、雨が降った時に敷地の水はけが悪くなり、シロアリやカビ、腐食の原因となったり、長期的には地盤沈下や液状化の原因となったりすることがあります。

もとより水はけの悪い敷地では、庭がいつもじめじめとしている感じになり、あまり快適ではありません。バーベキューや家庭菜園などにも支障が生じることがあるため、生活の質が低下する恐れがあります。

災害に強いか

災害リスクが低いかどうかも、土地選びの大事なポイントです。

まずは、いつ発生しても不思議ではないとされる南海トラフ地震。巨大地震によって発生しうるリスクには、揺れそのものによる被害のほかにも、津波や液状化、がけ崩れなど様々あります。不動産会社や地元役場などによく相談した上で、なるべくこれらのリスクが少ない土地を選ぶことが大切です。

また、近年は地震だけではなく、全国の様々な場所から台風や豪雨による甚大な被害が伝えられています。あるいは、盛り土という人為的な理由によって発生した不幸な被害も発生しました。

あらゆる災害リスクを想定し、いつまでも家族が笑顔で安心して暮らしていける土地を探すようにしましょう。

傾斜の向き

家を建てる土地は、全体的に南側に傾斜していることが理想とされています。日当たりが良く、土地に関連する様々なトラブルが起こりにくいからです。逆に、全体的に北側に傾斜している土地は日当たりが悪く、土地に関連するトラブルが起こりがちになると言われてます。

先に説明したことも踏まえると、「周辺道路よりもやや高い土地で、かつ南側に傾斜している土地」が、長期的なトラブルの発生可能性も低い理想的な

土地と言えるかもしれません。

土地選びは総合的に考えて選択しよう

東海三県エリアで注文住宅を建てる際の土地選びについて、いくつかのポイントと注意点を詳しくご紹介しました。

こちらでご紹介した土地選びのポイントは、東海三県エリアに限らず、全国どこにでも共通する内容です。ただし、東海三県エリアには広い平地もあれば、なだらかな盆地もあります。同じエリア内でも土地の特徴や条件、気候などが異なることが多いため、他のエリアにも増して上記のポイント・注意点をよく考慮して、総合的な視点から土地選びをしていくようにしましょう。